葵はしぶしぶ頷くとありがとうと一言言って部屋を出ていった。 閉まったドアから視線を落とした。 まだ体が熱い気がする。 こんな熱が出たのは久しぶりだなぁ。 おでこに手を当てながらそんなことを思った。 というか、まだここで寝ていていいのだろうか。 誰の部屋かわからないのに、と思いながらも体が重く、瞼が閉じていくのを止められない。 私は葵が持ってきてくれた水を一口だけ含むと台に戻し、もう一度瞼を閉じた。