「んん、むー」 重たい瞼をこすりながらゆっくりと目を開く。 火照っているような感覚の体と見慣れない部屋に一瞬どこにいるのかを忘れてしまった。 「あ、起きた?」 声のする方に頭だけ動かすとちょうど、葵が水を持ってきているところだった。 もしかして、私、あのまま寝ちゃって・・・。 ゆっくりと記憶をたどると丁度、葵の隣に座って目を閉じた所で思いだせなくなっていた。 「はい、えっと?」 状況が飲み込めず、首を傾げる私に葵は重そうな口を開いた。