_________ 「すいません、遅くなりました」 脱衣所から出て順番を待っていた葵に声をかけた。 「あぁ、いいよ全然。じゃあ俺、はいってくるね」 そう言い葵は浴室まで向かった。 絶対寒かったよね、あれ。 申し訳ないことしたなぁ。 「あ、莉子上がったのか、珈琲飲むか?」 ソファに座りこちらに背を向けていた陸が振り返り、立ちあがった。 「はい、お願いします」 陸にそう返事すると私は陸と向かい合いのソファに腰を下ろした。 いつ座ってもふかふかなこの感覚は一度座ったら忘れられない。