あの日の桜はⅡ【大幅修正中】


「まぁ、やっぱりたまり場かな?俺ちょっと用があるし、なんかごめんね」

 申し訳なさそうに私の顔を覗き込んでそう言う葵に私は微笑んだ。

「いえ、私もたまり場に行きたかったですし」

「そっか。・・・あ、雨?」

 歩いていた葵が手のひらを差し出して滴を確認した。

 私も同じように手のひらを出した。ぽつんと冷たい滴が落ちた。

 空を見上げるとさっきまで見えていた青空が見えなくなり、黒い雲が立ち込めているのが見える。

 これは、夕立になりそうだな。

 ここから倉庫まではちょっと距離があるし、ショッピングモールに行こうとしてもまた巻き返さなければならない。