「まぁ、やっぱりたまり場かな?俺ちょっと用があるし、なんかごめんね」
申し訳なさそうに私の顔を覗き込んでそう言う葵に私は微笑んだ。
「いえ、私もたまり場に行きたかったですし」
「そっか。・・・あ、雨?」
歩いていた葵が手のひらを差し出して滴を確認した。
私も同じように手のひらを出した。ぽつんと冷たい滴が落ちた。
空を見上げるとさっきまで見えていた青空が見えなくなり、黒い雲が立ち込めているのが見える。
これは、夕立になりそうだな。
ここから倉庫まではちょっと距離があるし、ショッピングモールに行こうとしてもまた巻き返さなければならない。


