一人になった部屋の中で私は鏡を見つめた。 「鏡よ、鏡。この世で一番美しいのは誰?なーんて」 デスクにしまわれたあいつの写真を取り出し、何度目が分からない針を刺した。 「私はあんたが世界一大嫌いよ」 そういった彼女の表情はひどく歪み、笑っていた。