前に酔ったのっていつだっけ。 みんながじゃれ合っている姿を見つめながらふと、思い出す。 仲いいなぁ。 戻りたい…と思うこともある。 座り込んでいる壁に背中を預け、お酒を流し込んだ。 戻れるはずないのに。 非現実的な事なんて起こるわけないって思ってた。 だけど、私は知った。 権力と財力をもってすれば、叶ってしまう“非現実”があること。 きっと、誰も信じなくても、それは確かに行われた事だ。