「いえいえ、私も皆さんのご飯食べれるの楽しいですし」 これは嘘ではない。 実際、マンションにいても一人だし玲や海里の大人組は飲んだらあとあと面倒くさいから家には呼ばないし。 だから、寂しい食事をするくらいならここでワイワイやってるほうが断然楽しい。 「ありがとう、じゃあ俺たちも下に行こうか」 すでにボールを運び終えた面々は下で焼き始めているようだった。 においがここまで来てるし。