「あはは、また言われてるね」 と、私の視線が水着女子たちに向いてたのに気づいた葵が困ったように笑い、肩をすくめた。 「それだけ、かっこいいってことですよ」 私がそういえば、葵は少しだけ眉を下げた。 「でもさ、結局誰も中身なんか見てないんだよ」 ぽつり、と。 そうつぶやいた言葉は小さかったはずなのに 私の耳にしっかりと届いた。 葵の瞳は、少しだけ濁って見えた。