海の家のほうを指さしながら、龍にそういうと相変わらず、むすっとした表情のままだ。 ご機嫌をとるのも大変…。 まぁ、簡単なのは。 「龍、千景がかき氷おごってくれるらしいですよ」 甘いものに乗せればあっというま。 「し、しょうがねぇな!早く行こうぜ!!」 俺はそんなのに乗せられないぞと何も隠せてない満面の笑みで私の手を引いて海の家へと歩いていく。 まぁ、一個も二個も変わらないからいっか。 と、勝手に言ってしまった千景にはまったく罪悪感はない。