提案をした日から2日後。

私は家から少し遠い、蝶龍高校の門の前に立っていた。

現在時刻は9時38分。

あ、気づいちゃった~?

みんな頭いいね!私、遅刻しちゃってます!(どや

『さて、と』

まずはこの門をどうにかしないとね~

いくら敵から守るためとはいえ、8㍍はないよねぇ。

『ま、誰もいないしね』

ーーーッス、カシャッン、スタッ

『ふぅ。朝からこんな運動したくなかったなぁ。』

はい、今わたし。

門を飛び越えちゃいました

『理事長室はどこだーっと。』

この時、私はじーっとみられている視線に気づいていなかった・・・

『あいつ、面白いな。調べとけよ?』

「はい。」

「きれーだなぁ」

「すごいジャンプ力だったねぇ~!」

「・・・おんな」

この事に後悔するのは、すぐあとのお話。