ぶりっこ女は最強総長!?

『・・・ふふふっ、よろしくね。』

「・・・おう。」

「舞ちゃん。神龍とは、仲良くしてもいいよ。」

『え、』

「月?どした?」

月・・・?

「だって、寂しいよ。学校でひとりなんて。神龍は超正統派の族。信頼はしてないけど、少し安心はするよね?」

「・・・まぁ、俺たちとしても神龍には一目置いてますからね。」

「納得いかねぇ。それであいつらに舞架とられたんじゃしゃれになんねぇよ。」

「まーま。いいじゃないの。舞架だって、そろそろ。な?」

『っ、そ、だね。』

私の胸元で二つのリングがチャリンと、音をたててゆれた

私の過去を知っている皆だからこそ

私の周りの人間を警戒してくれて

私の傍にいてくれて

同じ時間を過ごしてきたから、私に何があったのかも知っている。

正確には、私と"彼"だけど。