「すず聴診するよ」
「少しでいいから服捲って」
少しだけ捲ると聴診器が服の中に入ってきた。
「ちゃんと深呼吸してね」
「スー…ハースー」
咳でそう
さっきから我慢しているけど辛い。
「咳我慢しなくていいよ」
暁気づいてたんだ…
あっ!
聴診したからか!
「うん…ケホケホッ」
「何かあったらちゃんと言うんだよ、分かった?」
「うんケホケホッ…ケホ」
「あと、咳止めの薬点滴に入ってるからしばらくすれば咳治まると思うよ」
「ありがとケホッ」
「俺外来あるから少し来れないけど夜にまた来るから」
「うんケホッ…頑張ってね」
「うん、また後でね」
ガラッ
一人になっちゃった。
暇だなー…。
もうすぐ由香が来るからそれまで大人しく寝てようかな…