恋わんわん


お母さん達死んだ後、お父さんの妹の家で暮らしている子供は私だけだった。
なるべく迷惑をかけないように用があるとき以外自分の部屋から出ないようにしている今もそうだ。



(ケーキ用意されてたらどうしよう・・・ないか、)



夕日に照らされながらゆっくりと足を運ぶ
昔のことを思い出すとなぜかトラとらを探してしまう。



『帰りました。』




おばさん「おかえり、ななちゃん」


おじさん「少し遅かったんじゃないか?」


『すみません、日直だったので』


おばさん「まぁー、いいからご飯食べて、お風呂入っちゃって、私たちはすんだこら」



『・・・はい』




一食べようと思って買ってきたショートケーキを部屋で一人で食べていた。



『なんで買っちゃたんだろー。』

(祝ってくれる人がいる訳じゃないのに)



午後の0時私16回めの誕生日を迎えた
気分を上げるために外へ出るー。

外は暗くてでも風がここちよかった。
夜道少しゆっくりの歩幅で歩いていく。


ガサガサ

『ーっ!・・・なに!?』



公園の草むらから音がしびっくりしてそっちに顔を向けた。