黒と白の蝶




その黒蝶の姫を虐めた女が私


らしい。


そもそも私は黒蝶の姫なんか興味がない


私、如月 奏世は世界1のヤクザ、月組の若頭


「...私より弱い奴に興味持つわけないでしょ」





小さく呟いたそれは誰にも拾われることなく教室に入ってきた担任のHRが始まった