このエレベーターも、金ピカ……。 エレベーターの装飾に驚いていると、チンと音がして扉が開いた。 「こっちだ」 こんなところで迷いたくもないから、大人しく南蓮央についていく。 立ち止まったのは34529と書かれた扉の前。 ……どんだけ部屋あるの、このマンション。 南蓮央がカードキーをかざすと、赤く光っていたドアのランプが緑に変わり、ピーと小さな音がした。 それを合図にドアを開け、中に入る。 オートでドアが閉まると、部屋の明かりがつく。 玄関から見えるその部屋に……私は、言葉を失った。