「これが証拠だ。咲誇、どうしてこんなことをしたんだ?」



冷ややかな目で、翠斗が私を見る。



数日前とは違う目。



でも、私にはそんな目をされる覚えがない。



「違う……私、何もやってない!!
人違いだよっ……!!」


「咲誇さん、ひどい!! 前から奈緒に嫌がらせしてたのに、とぼけるなんて!!」



奈緒がわっと泣くと、翠斗はさらに私を睨みつける。



「お前……最低だな」


「だから、違うの!! 本当に違うの!!
ねぇみんな信じて、私はやってない……!!」



そう言って周りを見渡しても、あるのは
冷ややかな視線ばかり。



何で……誰も、信じてくれないの……?



そもそも、何でこんな写真が…?