「朱架(アスカ)ー」 男の人の声がする。 「あ、お父さんだ!ごめんね葵くん、バイバイ!」 「あ…………」 待って、と言う前に、その子は走っていく。 白に近い金髪の父親らしき人と、金髪の女の人のところだ。 「海利、朱架、行くわよ」 「あぁ。行くぞ朱架」 「はーいっ!」 その親子の会話を聞きながら、また桜の中を歩き出す。