「っうわ!? 泣くなよ!!」
南蓮央が慌て出す。
「え…?」
頬を触ると、確かに水のようなものが流れている。
「あれ……? 何で、泣いてるんだろう……」
自分でも分からない。
でも、心にあった何かが少し溶けた気がした。
少しだけ、心が軽くなった。
こんな空気の中、沈黙を破ったのは銀髪のピアス男だった。
「蓮央ぉー!! なぁに女の子泣かせてんだよ!それじゃあお前、女遊び野郎って呼ばれるぞ!!」
「諒真だけには言われたくねぇよ...」
「ひどい、蓮央がいじめるぅぅ!!
あたしにあんな事やこんな事したくせに!!」
「お前をいじめた覚えも襲った覚えもねぇよ!! ウザイからやめろ!!」
南蓮央がキレ気味に怒鳴ると、緑の彼が
口を挟む。
「確かに諒真さんウザーい」
「ああぁっ!! 真浩までぇぇ!!!!」
すると、赤髪くんがお出ましになる。
「諒真先輩煩い黙れ死ね」
「歩!?
最後に何気ひどいこと言ったよな!?」
「じゃあ、天に召されてください」
「それ死ねと同じだっつーの!!」


