「汚ねぇな歩!!零羅さん好きにも程がある!!」


「うるせぇ!!圭太さんが変なこと言うから!」


「なんだ?俺のせいか?あーもーいいわ。次からぜってぇ歩と零羅会わせねぇ」


「......…………..すんません...……」


「それでいい」



満足そうな圭太に、赤くなって黙り込む歩。



な、なんか…………



「歩、かわいい……」


「うるせぇ黙れ死ね」



思わず言ってしまった私を、歩が睨みつけた。



しかし。




「んだとぉ?歩」



そこに鬼の総長が登場する。



「俺の嫁に何言ってんの?死ね?あ゛?」


「す、すんません……!」


「次言ったら酒無し」



歩、踏んだり蹴ったりだな……。


その隣では、諒真さんが笑い転げている。



「あ、歩が謝ってる!!ひー!腹いてぇ!!」


「…………(ドカッ」


「いてぇ!!圭太、歩が蹴った!!」


「どーせ自分でやったんだろ?」


「俺いつからMキャラになったの!?」


「「「「生まれた時から」」」」


「あり得ねぇよ!!!」



諒真さんの必死の訴えを無視し、蓮央は話をすすめる。



「どーでもいいから作戦立てるぞ」


「どーでもいいんだ!?蓮央ひどいぞ!」


「「「「うるさい」」」」


「もうみんな嫌いだぁぁ!!」