「出かけるぞ」 「えっ!?」 咲誇の手を引き、部屋から出る。 怖がる咲誇を無理やりバイクに乗せ、発進。 「こ、怖い怖い怖いです!!」 「掴まってりゃ落ちねぇから」 背中で震える咲誇をなだめながらバイクを走らせ、ついたのはあの海。 あの日二人で来た、宇宙海岸、だ。 本当は大漁海岸だけど。 何か記憶を取り戻すきっかけにならないかと思い、連れてきた。 「ほら、着いたぞ」 「………こ、腰が抜けて立てないです……」 「まじかよ…………」 仕方なく抱き抱え、砂浜へと連れていく。