「いやぁぁあぁっ!!蓮央ぉぉっ!!!」 「さっきー落ち着いて!!救急車来たから!!」 「いやだ!!蓮央、蓮央ぉぉぉっっ!!」 「咲誇!!しっかりしろ!!!」 「れ……お…………っ!!」 目の前が急に暗くなり、ガクリと膝をついた。 遠のく意識の中 私の頭の中には、救急車のサイレンの音だけが響いていた。