「ねぇ翠斗」 翠斗のそばにしゃがみ、頬を撫でる。 「私、翠斗のこと好きだったよ?昔は」 「…………」 「でも今は違う。あんたを殺したら、奈緒も見つけ出して殺す」 「やめろっ……!あいつは戦えない……!!」 「関係ある?私を陥れた張本人、あの子なんだから、殺って当然でしょ?」 心がドロドロしたもので覆われていく。 アキトヲコロセ アキトヲコロセ アキトヲコロセ アキトヲコロセ 追い出されたあの日のように、視界が砂嵐になりその言葉だけが私を支配する。