__ガッ!!
「…………?」
鈍い音がしたのに、痛くない。
何が起こったのか分からず、振り返ると……
そこには、血まみれの新が倒れていた。
「し、ん……!?…新!!」
抱き起こすと、新はうっすらと目をあける。
「さき、ちゃ…………ケガ、な、い……?」
「新、新!!何でこんなことをっ!!」
「さきちゃ…は……僕、が、守る……から……」
「もう喋らないで……!救急車、来るから!」
「う、ん…………」
新は苦しげに目を閉じ、気を失ってしまった。
新が、私をかばって翠斗に殴られた。
ただでさえ、死にかけの状態だったのに。
全部翠斗のせいだ…………
翠斗……翠斗……翠斗…………
翠斗を、殺してやる。


