「……うん!!」



力強く頷くと、蓮央も笑った。



「おし、雑魚な幹部どもは歩と真浩で全部片付けてあるから、残りはここにいる幹部だけだ」




・・・へ?


雑魚な幹部って……たくさんいるけど!?




「嘘っ!?500以上あるのを二人で!?」


「あいつら、かつて『怪物コンビ』と呼ばれた最強のタッグだぞ?5000相手でも勝つだろ」




と、自慢げに蓮央が言ったとき。




「ごめんー!!やっぱ二人はキツいから任せてきたよ!!」




歩と真浩が屋上に駆け込んできた。


蓮央が「はぁ!?」と、珍しく慌てる。



「お前ら!?任せてきたって、諒真一人にか!?」


「いや、助っ人が来た。……くそ、殴りやがって」