__バンッ!! 翠斗が次のタバコをくわえて火をつけた時、屋上のドアが急に開かれた。 慌てた様子の下っ端ヤンキーが、傷を負っている。 「総長!【睡蓮】がここに向かっています!!」 「校舎内の守備はどうなった?」 「全員破られました!!」 「チッ。役に立たねぇな、あいつら」 苛立ったように、火をつけたばかりのタバコを踏みつける。 と同時に、屋上への階段をかけ上がってくる音が響く。 「お前の出番だぞ」 翠斗は無表情で私を隣に立たせ、腕を掴んだ。