「………うっ…く……」
大きな手で撫でられ、自然に涙が出てくる。
『邪魔な存在だとしか思わなかった。お前も、お前の母親も』
あんな人でも……私の、たった一人の肉親だった。
今は違っても、昔は愛してくれていたと思っていた。
だけど、違った。
『その女を好きにすればいい。
__俺は関係ないからな』
あの人にとって、私はただのイラナイ子供。
そこに愛など、存在するはずがないんだ……
「私っ…邪魔者だった……愛されてなかった…………」
「……お前はもう一人じゃねぇ。俺が、この先ずっと…死ぬまでお前を愛するから」
「……う、ん…………」
「だから……一生俺に、ついてきてくれるか?」
「決まってる……!」
ぎゅうっと抱きつくと、蓮央も抱きしめ返してくれる。
蓮央はいつだって、温かくて大きな愛をくれる。
それに何度救われたことか…………


