「でね、その集会がねー……
…………咲ちゃん?聞いてる?」
「……えっ?あ、ごめん………考え事してた」
「そんな咲ちゃんも可愛いね!愛してる」
私を抱きしめようと数歩歩み寄ってくる新。
そうだ、新は今危険なんだった…………!
「ごめん私……用事あるから!!」
「え?」
腕を広げた格好のままの新を置いて、前に歩がいた空き教室めがけて走った。
___ガラッ!!
その勢い良く扉を開けると…………
「……ビビった」
ゲーム機を持ちながらこちらを見て驚いている歩の姿がある。
ポーカーフェイスの歩にしては珍しい。
「なんだ、あんたか……」
歩は私の顔を一瞥し、ゲームに視線を戻した。
「ごめん……ちょっとここにいてもいい?」
「邪魔なら即刻追い出してる」


