「総長!! どこにいたんですかっ!!」 「心配したんですよ!?」 「無事ですか!!?」 わらわらと寄ってきた男たちで、光がかき消された。 総長……って、誰のこと? 男たちの視線の先には、笑っている青髪男がいる。 光に照らしだされたそいつの顔は、怖いほどに整っていた。 こいつ…こんなにイケメンだったんだ…… 思わず見惚れ、息を呑む。 「悪い。 ちょっと用があってな、この女に」 そう言って青髪男は私を指さす。 と同時に、たくさんの視線が私に集まる。