蓮央の提案で、わたし達はジュエリーショップに入った。
「わぁ、綺麗……」
店内には、あちこちに光る宝石や石が並んでいる。
中でも目を惹かれたのは、薔薇のジュエルがついた指輪だった。
赤、黄、緑、ピンク、紫、オレンジ、青……
色とりどりの小さなジュエルが、指輪の上にちょこんと並んでいる。
可愛い……。
その指輪の前に立って眺めているのに蓮央が気付いたらしく、私に話しかけてきた。
「咲誇、それ気に入ったのか?」
「気に入ったっていうか……綺麗だなって」
「何がいい?俺の決めて。俺は咲誇の決めるから」
え?
それって、ペアリング……?
「でも、蓮央のは自分で選んだ方が……」
「いいから。俺に合ったの選べよ?」
う・・・
プレッシャー・・・
「嘘だって。咲誇が選んでくれるなら何でも嬉しいから、気楽に選べ」
蓮央が私の頭を撫でて、指輪選びに集中し始める。
私も、真面目に選ばないと……。


