目の前が、真っ暗になるのを感じた。 『お前……友達より彼女取るってことかよ』 『そうは言ってねぇ!お前とも、仲良くしたいって思ってる。けど……』 『結局、彼女のほうが大事なんだろ?』 『だから、違……』 『分かったよ。お前と組んだ喧嘩はやめる。じゃあな』 俺は一方的にそう言って、走って帰った。 俺の心にあったのは、悲しみでも悔しさでもない。 友達を取られた怒りと、憎悪。 それだけだった。 ❁❀✿✾❁❀✿✾❁❀✿✾❁❀✿✾❁❀✿✾❁