___30分後。
「できたぞ、さきりんちょ!!」
「その名前だけはやめて」
何だよさきりんちょって。
幼稚園児でもそんな名前で呼ばないよ。
「つか……なにこれ」
運ばれてきた皿の上には、モザイクをかけた方がいいと思えるグロイものが。
これ……食べ物?
「何って、オムライスに決まってるだろ、さきりんちょ!! ほら、食え!!」
にこやかにスプーンを差し出す諒真さんの顔を見ていると、断るにも断れない。
…よし、死を覚悟しよう。
恐る恐るスプーンを受け取って、オムライスらしきものをすくう。
「ケチャップは卵に混ぜてあるから、味はあるぞ!!」
「.........」
だからこんなに不気味なマーブルなわけね。
食べたあとに言って欲しかった。
「ほら、早く食えよっ!!」
急かされて、意を決して口に運ぶ。


