「うっし!! この話はここでこの話は終わりだ!! この諒真さんが、素晴らしいディナーを作ってやろう!!」
「…毒見役を連れてきて」
「おまっ……俺が年上ってこと忘れてるだろ!!」
「あーそういえばって感じ」
「このやろー!!」
いつもと変わらないチャラい諒真さんに戻って、私もつられて笑った。
「ていうかそもそも、料理できるの?」
「当たり前だ!! ジャイ○ン諒真と呼ばれた俺だぞ!!」
「…それ、料理ド下手くそって意味じゃ?」
「な、何ぃ…!? 嘘だろぉ!?」
あからさまにタテ線が入って見える諒真さんが少し不憫になって、ハイハイと背中を叩いた。
「嘘うそ、ジャイ○ンって料理上手で有名なんだよ〜(棒読)」
「ほ、本当か...!?
い、いやっ、そうだと思っていたぜ!!!」
急に張り切り出した諒真さんが包丁を握り、はしゃぎ出す。
「っちょ!! 危ない!!」
「悪ぃ!! 天才シェフの気が高ぶってな〜」
るんるんしながら他人の家の冷蔵庫を漁りだす諒真さんを見て、少し後悔した。


