スゥーッと襖が開くとスラッと背の高く端正な顔立ちの男性が現れた。

細身のスーツを綺麗に着こなした男性は一目で周りがほっとかない理由を説明していた。


「お待たせしてすいません。泉 千春と申します。」


「いえ、まだ時間前ですし、私の方が少し早めに来てしまっただけですので。」


「そうですか。そう言って頂けると助かります。」


歩く姿もスマートで格好いい。


(やばい……写真より、かなり良いかも。)