シンアは早速一番気になっていたことを聞いた。
 
  「宝石の魔法使いってなんなんだ?…僕あまり貴女達のことよく知らないから教えてほしいんだ」

 リチアは、一瞬びっくりしているように見えた。

 「…私たちか…私たち宝石の魔法使いは、この世界に散らばる宝石達から生まれたものたちだ」

 「宝石から生まれた?」

 リチアからの、まさかの発言にシンアは驚いた。

 「そうだ、宝石から生まれたんだ。それから私たちは、一つの国に集まったそれがこの国だったんだ、私たちがこの国に集まった時世界は、戦だらけだったんだ…」