俺の彼女は車椅子でした。


「もしもーし、奈々ー?」

舞美の声が懐かしく聞こえた。

「舞美ー!」

「高校、どうだった?」

「1クラス40人!人口密度高いよね!
でも、クラスの子とちょっと話せたよ!」

舞美が電話の向こうで笑ってる

「1クラス40人とかあたし達にとって想像つかないね。
酸素がなくなりそう〜!
でも、友達出来て良かった。まあ、奈々ならすぐできると思ってたけどね。」

「そっちはどんな感じ?」

「相変わらずだよ。生徒もほとんど変わらないし、クラスも変わらないし、先生が変わったくらいかな〜。
奈々がいなくなったから、あたしが学級委員だよー!最悪…」

そう…わたしは9年間ずっと学級委員をしていた。

「舞美はしっかりしてるし、学級委員任せた!」


そんなような話をしていたら、あっという間に2時間過ぎていた

本当に舞美と話すと時間の流れが早い…