俺の彼女は車椅子でした。


校舎をぬける

B判定の模試をくしゃくしゃと丸める

奈々がいないと調子がでない…
このままじゃダメだってわかってんのに…


「優人…!」


門を出たときに話しかけられた

「綾香………」

見知らぬ高校の制服を着ていた
少しだけ痩せていた気がする

「優人……」

こっちに走ってきた

「綾香と、付き合ってよ」

あぁ?

「どの口で言ってんの?」

綾香が笑った

「嘘だよ!
綾香、付き合ってる人いるもん
奈々さんのこと大切にしなよ?」

大切にしなよって言っても……


「振られたよ」

「いつ?」

「始業式に」

綾香が下を向いた
なにか考えたあとにこっちを見た

「でも、また付き合うんでしょ?」

「え……?」

「まだ、好きなんでしょ?」

「あぁ……好きだ……」

綾香が俺の袖を掴んだ

「じゃあ…大切にしなよ
頑張って大学受かって、また告白しなよ」

「おう」