俺の彼女は車椅子でした。


「舞美は進路決まった?」

「一応短大志望。英文科」

「英語好きなんだ。すごい」


舞美は多少驚いてたけど冷静だった

養護学校では友人が亡くなることはよくあるのだ
珍しいことじゃない

「奈々、覚えてる?
中学の頃高校でやりたいことリスト書いたこと」

「あぁー。あったね」

「どれだけ達成できた?」

その内容を思い出す

「うーん、結構できたと思う」

「なら良かった。」

「なんか、懐かしいね」

「中学の勉強簡単過ぎて、二人でずっと別のことやってたよね」

「そうそう。
たまーに、交流学級とか面倒くさくてサボったこともあったよね」

「あったあった。
生徒会長がそんなことしてもいいのかってね」

「奈々、生徒会長の癖に、会長の言葉考えんの面倒くさくて全部あたしに押し付けてたよね」

「舞美、文章力あったし…
受験生を生徒会長にする先生もどうかしてたって」

二人で笑いあった

舞美と会うのはこれで最後になるのかな



「舞美、友達になってくれてありがとう」

「こっちこそ。ありがとう。」


舞美の顔を見た

目に涙が浮かんでた


わたしのために……泣いてくれてるの?

舞美がわたしを抱きしめた

「奈々………絶対忘れない」


「わたしも……忘れない」