俺の彼女は車椅子でした。


ある日お母さんとお父さんがベットの横に座っていった

「実は今日…結婚記念日なんだ」

「え?そうなの?」

「そうよ〜。奈々にお母さんとお父さんの出会い、話してもいい?」

「え……うん」


お母さんがゆっくりと話し始めた

「お母さんとお父さんが出会ったのは高校生の時だったの
奈々くらいの歳の時
その時は全然話さなくて、ただのクラスメイトだった
それで、それぞれ別の大学に進学して…
でも、成人式のときに再会したの
そのとき袴姿がかっこよかったのよ
多分、袴がかっこよくさせてたのね
まぁ、そのまま付き合っちゃって

お父さん慎重の人だから
就職してもなかなかプロポーズしてくれなくて
こっちからプロポーズしちゃおうかなって思うくらい
だけど25歳の時、プロポーズしてくれたの
そしてすぐ子供を授かった」

「それが…わたし?」

お母さんが首を振った

「違うの」

「え……?」

「お腹の中で死んじゃったの」


わたしにお姉ちゃんかお兄ちゃんがいたのか……

初めて知った

「だから、奈々が生まれてきてくれて嬉しかった。ありがとね」

ちょっと照れくさかった…

でも……

しっかり育たなくてごめんなさい

すごく思った