「あれ?奈々?」 美術室のドアの方で声がした そこにいたのは昴先輩だった 「今日…部活ないけど」 「せっかくお弁当持ってきちゃったから、食べようかな〜って思って」 「なら俺も食べよう」 昴先輩が私の隣に座った ちらっとわたしの手の傷を見た だけど何も言わない 「登校日って面倒くさいよね」 「そうですね」 当たり障りない会話を続ける