俺の彼女は車椅子でした。



「奈々!!」


お母さんが合鍵を使って部屋に入ってきた

「どうしたの?何があったの!?」

わたしの腕を掴む

もうわたしは冷静じゃなかった


「どうして……」

「え?」


「…どうしてわたしを障害者に産んだの!!!」


言ってはいけない言葉


暗黙のルール


それを発してしまった


お母さんは黙って部屋を出てった