俺の彼女は車椅子でした。




せめてもう少しわたしが可愛かったら…



いや……歩けるだけでいいんだ……


それだけで………


少しは勝負できたかもしれない




この……肉が完全に落ちきって曲がった脚



この…気ごちない体の動き……



全て田所綾香とは………



あそこにいる人間みんなより劣ってる………


全てが嫌だ…


こんなに自分の体を嫌いになったこと初めてかもしれない…


思いっきり枕を投げて


泣き叫んだ