「奈々、大丈夫か?」
優人が走ってきた
「うん。無傷だよ」
「…で、どうだった?」
「うーん…わかんない
でも優人達が調べたこと、当たってたみたい」
そう、あれは全て優人達の情報
「奈々!」
校門の影から明日香が走ってきた
「明日香!!」
明日香が私を抱きしめた
「奈々…ありがとう!」
「うん…
でも、調べてくれたの亮達だから…
二日間かけてめっちゃ調べてくれたんだよ
それに……
実際これでいじめが止まるかわかんない
でも止まんなくても、
わたしの事もう無視しないで…
わたし、クラスで女友達明日香しかいないから
明日香が苦しんでるなら助けたい」

