俺の彼女は車椅子でした。


「日比谷さん」

校門から出てくる日比谷を呼び止めた

「……三浦さん?どうしたの?」

日比谷が偽りの笑みを浮かべて近づいてきた

「…ちょっと日比谷さんと話したくて
そこのベンチで少しだけ」

日比谷は少し迷った感じで
ベンチに座った

「三浦さんが話しかけてくるなんて珍しい。
ずっと三浦さんと話してみたかったんだ」

私のことなんか興味なかったくせに

「私も。
日比谷さんと話してみたかったんだ」