俺の彼女は車椅子でした。


「お前のせいじゃねぇよ!」

「そういう慰めいらない!!」

思ったより大きい声だった

「わたしだって
逃げちゃいけないの分かってる
だけど…怖かった…
わたしのせいで明日香が傷ついてるのが」

亮が頭を掻きながら言った

「やっぱりな。勘違いしてると思った」

「え?」

「奈々、明日香が奈々のせいですいじめられてると思ってんだろ?」

「………うん」

「元からなんだ…
あいつがイジメられてるの」

「え………どういうこと?」

亮がゆっくり話し出した