茶髪くんと日陰ちゃん






「えっ…な、なに…っ…」







男の人とこんな近くで顔を見合わせることなんてしたことのなかった私は慌ててしまう。





顔が熱くなるのも自分ですぐに分かった。









「日景は鈍い。」





私が…鈍い……?






「なんで……っ!!」





そう私が喋った時に軽く唇が風間君の唇に当たってしまった。








「あ……ご、ごめんなさっ…」








どうしよう…っ…



怒られる……






「………なに…触れたくらいで慌ててんの?」






少しの間があってから風間君はそう言った。






「こんなの別に…なんでもねーから」






そう言うとサッと起き上がる風間君。






…怒られると思ったのに……





一安心…。







でも…





「…もう行くぞ…。」






私にとってはファーストキスになってしまうのかな……?






私は顔の火照りが取れないまま風間君の後を追いかけた。