風間君は谷沢さんの顔を見ないでそう言った。 それって谷沢さんがおしとやかなら誘いに乗ったってこと……? つい最近心広くしようと思ってたのに私ってばどうしてすぐこうなんだろう…。 「じゃあリエル、頑張って直す!」 谷沢さんはそう言うとズンズンと自分の席へと戻って行った。 私はクイッと風間君の腕を引っ張る。 「どうした?」 風間君は私の顔を見る。 「谷沢さんがおしとやかだったら… あっち行っちゃうの…?」