茶髪くんと日陰ちゃん

嫌な時間ほど早く来るもので…









｢じゃあ日景気をつけて帰れよ？

また明日な！｣








あっという間に放課後になり、風間君は谷沢さんの元へと行ってしまった。








また明日……か……。








｢…気にしないで帰ろう…｣







ゆっくりと教室を出る。








…恋愛だもん…こういうこともあるよね……。







これを乗り越えないと行けないじゃん…。









ハァ…とため息が出る。








友達がいない私は風間君がいなければ1人ぼっちになる。








慣れてるでしょ……こんなこと…。










前までは普通に過ごしてたんだから…。