「べ…別になにも…」 そう私が言えば遠原君はクスッと笑って… 「恭と何かあったんじゃないの?」 直球な言葉を投げかけてくる。 なんで遠原君がそんな事わかるのか… キラッと遠原君の耳のピアスが太陽の光に反射して眩しい。 「前驚かしたお詫びに話聞いてあげる」 そう言って私の腕を引っ張ってどこかへと連れていく。 遠原君に話してもいいのか… 迷ってしまう…。