風間君から貰ったなんて言えないし…
「あ…も、もらったの…」
私は誰からとは言わずに言ってみる。
するとお母さんはニヤリと笑って…
「もう日景もそんな年なのね」
とニヤニヤしながら私の顔を見てきた。
っ〜!!
絶対お母さんなんか勘違いしてる…!
「これで髪留めて留めて」
そう言って渡される。
私はお母さんから受け取った髪飾りを自分の頭につける。
「うん!
似合ってる!」
…きっとお母さんは親ばかだ……。
チラッと時計を見ると…
「えっ!!
もう9時半…!?」
確か待ち合わせは10時だったはず…!
「お母さん私もう行かなきゃ…っ…」
遅刻したら怒られる〜…!
バタバタと走り回る私に…
「頑張ってね日景〜!
いってらっしゃい」
手をブンブンと笑顔でお母さんは振っていた。

