恋猫シンドローム




「もしかして…もしかしなくても………」


私の猫化スイッチって………


驚き、トキメキ、色んな意味でのドキドキが、引き金になってるのかも!!


「ドキドキなんて、抑え方分かんないよ!あれは、きわめて自然な衝動、体の働きでっ…」


「おーい、そこでサボってんのは誰かしらー?」

 
「ひぃぃっ!!」


突然、開け放たれたカーテンの先にいたのは、保健室の先生、真木 由美子(まき ゆみこ)先生だった。



あ、あっぶな!!また、驚きで猫になるかと……


「あら、藤森?めずらしいわね、あなたが授業休むなんて」


「た、体調が悪くて?」


そうだ、私、無遅刻無欠席だった。こんな時に自分のバカ真面目さが裏目に出るなんて……



「なんで疑問系なのよ」


「変な子ね」と呆れる真木先生は、先生とは思えないほどにケバくて、しかも金髪だ。年齢は秘密らしいが、あきらかに30代後半だろう。


こんな先生に頭髪検査とかされたくない。



「なーに?藤森もついにサボりデビュー??いいじゃない!青春は有限!!謳歌しなきゃね」



軽っ!!それを先生が言っていいの??


「って、「も」って事は、他にもいるってことですか?」


敦賀君……たぶん、彼だろうと思いながら、私は先生に問いかける。